届け 〜手紙に乗せた思い〜
「そうだね!」
列はだんだんと減ってゆき、従業員の人がせっせと働いていた。
従業員に言われ2番と札があるところへ行きチケットをわたし、東京スカイツリーの入場券を貰う。
「私の昼の東京スカイツリーですぅ」
「私は夕方」
入場券には、東京スカイツリー野写真が載っていた。
荷物検査を通り、エレベーターで上へと向かう。
「わぁ、凄いねぇ!」
記念撮影をし、床のガラスなど色々回る。
「あら、工藤さんじゃない」
「桜木さん…」
最悪…天野さんもいる。
「私達デートなの、そちらは?」
「前の職場の友人と遊びに」
「どうもぉ、美由でぇす」
桜木さんは、美由ちゃんを見た瞬間顔をひきつらせた。
どうやら美由ちゃんみたいなタイプが苦手らしい。
「あれ?雪ちゃんじゃないか!」
何て最悪な休日……。
「久我さん…」
何でここに居るんだ!
「俺さ、気分転換に来てて東京スカイツリー行ったことないから来てみたんだけどやっぱ1人ってキツイね、雪ちゃんは?」
「私は友人と」
美由ちゃんを見るとこの場に飽きてきていた。
「私はこれで…行こう美由ちゃんってあれ?」
さっきまで居たのにいなくなっている。