届け 〜手紙に乗せた思い〜
「豚子ですって?!何よ!あんたの方が外野でしょ?!」
「なに?文句あるわけ?!私は雪さんとふーかい友人なの!じゃましないでくれる?」
あ〜あ、口調まで変わってるし。
みんなすごい見てるじゃん…。
「ねぇ、ちょっとなにこれ?」
優子さんが珍しく優しい口調で訪ねてきた。
そこには部長もいた。
「いや、何か言い合いしてて……」
「雪さんは私のよ!!!」
「いいえ!私の!!!」
はぁ…静かにしてほしい。
「あんたよく平然と昼食取ってるわね」
「え?時間がなくなってしまうので…」
そう言い視線を二人に戻す。
「図太い神経してるわね!引っ込んどきなさいよ!」
「あんたこそ引っ込んどきなさいよ!」
言い合いは昼食が終わるまでずっと続いていた。