届け 〜手紙に乗せた思い〜
「雪さんと貴方の過去を調べました、雪さんはいつまでも貴方を待っていたのに貴方は裏切ったんですよ」
「裏切った?俺はずっと都会で生きていてそれで…ずっと優子と一緒だったんだぞ?」
そうだ、俺はずっと都会っ子で両親は幼い頃に死んで優子の家で引き取られた。
「そうやって過去の記憶から逃げてきた…んですね、雪さんがどれだけ苦しんでるかも知らずに!!!」
苦しんでる?
そんなもの…
「知るか…」
「雪さんは貴方の恋人だったんですよ!!!」
は?
「私は、雪さんが好きなんです、だからこそ雪さんの苦しみがわかる…」
恋人?
「そうやって逃げて後悔すればい!過去はもう2度と戻れない後悔したらもうやり直すことは出来ないから」