狂おしいほど愛おしい
とぼとぼと家に向かって一人で歩き出す。
そして今日の帰り際の出来事を思い出していた。
あの嫌味ばかりの冷徹男・金本 雄大は私、菊池 愛海の初恋の相手。
今はもう、全然ちっとも好きじゃない。
良かったのはあの時の笑顔だけだし、嫌味なところは変わってない。
変わったところと言えばあの綺麗な笑顔が消えたことかな・・・
とにかくアイツなんかに告白しなくて良かった・・・
確かに顔はいいけど性格はダメだ。
アイツと付き合うくらいならましな男はたくさんいる。
もう考えたくないのにアイツの嫌に冷たい顔が浮かんでくる。
「あのー・・・」
「!!!」
びっくりした・・・急に話しかけられるから・・・
男の子・・・だよね?
一瞬ボーイッシュな女の子かと思ったけど声が男の子だ。
「は・・・はい?」
格好いいというより美人系だ、なんてくだらないことを考えていた。
「これ、落としましたよ?」
この人のいう【これ】とは・・・
「携帯!?私の・・・」
なんと考え事をしているうちに命より大事な携帯を落としていたらしい。
「はい。ちょうど落とすところを見たので。」
「あああありがとうございます!!お礼させてください!!!」
感謝しきれない。とりあえず近くの喫茶店で奢らせてもらうことになった。
そして今日の帰り際の出来事を思い出していた。
あの嫌味ばかりの冷徹男・金本 雄大は私、菊池 愛海の初恋の相手。
今はもう、全然ちっとも好きじゃない。
良かったのはあの時の笑顔だけだし、嫌味なところは変わってない。
変わったところと言えばあの綺麗な笑顔が消えたことかな・・・
とにかくアイツなんかに告白しなくて良かった・・・
確かに顔はいいけど性格はダメだ。
アイツと付き合うくらいならましな男はたくさんいる。
もう考えたくないのにアイツの嫌に冷たい顔が浮かんでくる。
「あのー・・・」
「!!!」
びっくりした・・・急に話しかけられるから・・・
男の子・・・だよね?
一瞬ボーイッシュな女の子かと思ったけど声が男の子だ。
「は・・・はい?」
格好いいというより美人系だ、なんてくだらないことを考えていた。
「これ、落としましたよ?」
この人のいう【これ】とは・・・
「携帯!?私の・・・」
なんと考え事をしているうちに命より大事な携帯を落としていたらしい。
「はい。ちょうど落とすところを見たので。」
「あああありがとうございます!!お礼させてください!!!」
感謝しきれない。とりあえず近くの喫茶店で奢らせてもらうことになった。