私の最後の愛
私の言葉に反論する人は絶対いる。
「だめだ。」
ほらね?
私は龍の頬に手を滑らす。
「ねぇ、龍?私の友達みたいな人達よ?そんな人達に気を遣われたくないわ?お互いにね。」
片手を龍の太腿に這わすとビクリと反応する。
「っ、分かった。だが出過ぎた馴れ合いはすんな。」
「ん。ありがと?」
龍虎のメンバーに向き直るとあら、皆顔が赤い。
「よろしくね?総司。」
総司に呼び掛けると思い出したように
「あぁ。」短く返事をしてくれる。