私の最後の愛
そして保健室には龍虎のメンバーが勢ぞろい。
みんな下を向いて何も喋らなかった。
「総司?いいの。私がついて行ったんだから。そんな気負わないで?龍にもちゃんと説明するから。」
「でもっっ、」
「いいのっ!いいから。もう、授業始まってるんだから行って。私には蘭が居てくれるからっ。」
そう言うと総司達は帰っていった。
今の私はあまり見て欲しくない。
我儘なのは分かってる、でも。龍にしか会いたくないっ。
「......れ」
「...ま...れ」
「希!」
気がつくと龍が隣にいた。
「りゅ、う。」
「された事は全て聞いた。あの女共は龍虎が潰す。」