私の最後の愛
服を着替えて鏡の前に立つ。
(ヤバい。こんなの似合わない、私はスタイル良くないし。)
でもきっと龍達は待ってる。龍に聞こう。
そう思って寝室のドアを開けると龍は煙草を吸っていて、虎はいなかった。
「似合ってる?へんじゃない?」
そう聞くと龍は煙草を消して私の方に歩いてきた。
私の前で止まると、龍は目を見開く。
「やっぱ似合わないよね、時間かかるけど、きがえてくるね。」
なかなか答えてくれない龍に私はそう言って、また適当に紙袋を持った。
「待てねぇ。似合ってる。」
龍はそう言ってくれて、私にコートをかけてくれる。
龍が歩き出して私もついて行く。
すると龍が私の腰に手を回してきた。驚くと、龍が私にニヤリと笑って、私が悪いって意味の分からないことを言った。
すると、耳元に龍の顔が近づいて私は身構えると
「愛してる。」そう言った。