私の最後の愛

家に帰ってきたのはもう太陽も落ちた夜遅く。

お風呂に入って、私はリビングの長いソファーに寝転がっていた。
ちなみに龍は入浴中。

帰ってきて龍がいれてくれたコーヒーを飲んでテレビを見ていた。
私の膝の上には龍の香りのするブランケット。

リビングは温められていて、睡魔が襲ってきた。

睡魔に勝てなくて、意識を手放した。

side 龍

風呂から上がってリビングに行くとソファに寝転がって希が寝ていた。
ソファにまわって希を抱き上げると膝の上で横抱きにした。
希は軽すぎる。
佐田組のせいだ。佐田組に追いかけられていた時はろくに飯も食ってなかったみたいだ。
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