私の最後の愛

それから私は家に帰れたけど病院に通う日々が続いた。

ようやく私の身体は正常に運転しはじめて。
龍はと言うと、前よりも私に対するスキンシップが多くなった。
警護もね。玄関を出ると組員さんが必ず2人いる。
龍も組の仕事をすごい早さで終らせて帰ってきてくれる。

「インターホンが鳴っても絶対出るな」
それが最近の龍の口ぐせ。

私の学校デビューはもう少し延期。

ガチャっ

ほらね?帰ってきた。まだ出ていって2時間も経ってないのに。
リビングに入ってくるなり、私に触れるだけのキスをする。
これが日課。

「シャワー浴びてこい。」いきなりそう言うから、浴びてソファで座っていた。
龍もシャワー中。
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