私の最後の愛
「蘭、ありがとね。学校行くと思うからよろしく。」
「こちらこそ。仲良くしてね?」
蘭は私のほっぺたにキスをすると扉を開けて出ていった。
リビングに戻って龍の足の上に座る。
「学校行かせてくれる?」
そう聞くと
「あぁ。だがお前と離れることだけが不本意だ。」
龍らしい言葉にクスリと笑う。
「急だけど、明日月曜日だから明日から行っていい?」
「あ?」
「これ以上授業遅れたらさっぱり分かんなくなっちゃう。それに龍の事だから話も付けてあるんでしょ?」
「チッ、今日の夜は覚悟しとけよ?」
「え、ムリ。」