この恋はして良い恋ですか?
権利はおありなんですか?」
「それは・・・。」
「彼女らの決意に尊重するまでです。雫ちゃん。私のところ来たかったら、おいで。ウェルカムだからね。」
「は、はぁ。・・・あ、葵。そちらの暮らしはどうなの?」
「女王様の元での暮らしはかなりのいいです。やりがいがあります。」
「葵。雫さんにあの話はしなくてよろしいのですか?」
「例の話ですか?・・・混乱するだけではないでしょうか?」
「まぁ、雫ちゃんに聞く権利はあるから、話してさしあげなさい。」
「かしこまりました。」
「な、何?葵。あの話って。」
「心して聞いて。私と雫の父親は宮里総理大臣の娘の隠し子なの。そして隠し子じゃないわね。正式に宮下伯爵に売られた者なの。」
「ウ・・・ソ・・・よ。ウソに決まってる。同じ名字たと思ってたのよ。証拠もなにもないじゃない。」
「本当よ。双子が来た時に真実を聞かされ今日まで伏せるように言われておりましたのよ。」
「そんなぁ。なんで売られたの?なんで伏せていたの?」
「私は分かりません。」
「浮気の子であり、スキャンダルになるのを恐れたの。父親は、忘れてるけど、浮気をした母親は泣いていて、守りきれずに謝っていた。」
「謝るくらいなら、私達を引き取りに来て欲しかったわよ。」
「したくてもできなかった理由があった。」
「葵は、知ってるの?」
「ええ。総理が私達を連れ出すのにSP達がお母さんを取り押さえつつ、私達を連れ出された。連れ戻そうにも門番に追い返されて引き取れなかったの。私は、お母さんと1度会って話したのと、調査したからこそ分かったことなの。」
「父親に当たる総理大臣は、私達の事認知してくれるの?」
「100%しないですね。しかし、悪い行いを正すことは、出来るしその席から、引きずり落とす事は出来るわ。」
「そんな事したら、沢山の迷惑がかかるのは分かってるの?覚悟は出来てるの?」
「重々承知の事。覚悟が無ければこんなことは致しません。それに総理の座から引きずり落としたい方々がおられるのは明白のこと。私もそれに加担していることには変わりませんのよ。」
「総理大臣は、私達の事認めてるわけ?」
「同じ事を聞いてますが認めてないです。女王様。あの件を行う関係を話した方がよろしいですか?」
「そうねぇ。葵。雫ちゃんにこっそり教えて差し上げなさい。」
「かしこまりました。雫。ちょい失礼。」
葵は雫に耳元で話し始めました。
「近々、宮里総理の所に私と女王様をふくめて数人で行来ます。そこで総理の座から降りることになります。降ろすだけの材料があるって事よ。」
「葵・・・それを終わったら、葵の帰る場所が無くなるんじゃないの?」
「あるよ。一生あるよ。私は女王様の所に暮らすと決めてるから。雫がいつか、この人のダメになにかしたいという気持ちが来るといいね。」
「待って私は、葵がどんな所働いてるのか、どんな生活してるのか知りたい。葵と一緒に居て頑張れなのに・・・別れるのは辛い。」
女王様は、葵の肩に優しく手を乗せ頷きました。
「私の所においで。葵もそこの世界の住人で私のところで働いてるから、住むのも働くのも雫ちゃんが決めなさい。考える時間とお部屋が必要よね。葵、空いている部屋はある?」
「特別客室がございます。準備もすぐに御用意できますか、いかがいたしましょうか?」
「・・・特別客室でお願いしようかしら。あなたと海斗以外に動ける方を2人、女性がいいわ。居ないかしら?」
「シルキーとビオラが妥当かと。」
「彼女ら3人は私の身の回りをやってくれてるのは知ってるけど、シルキーとビオラなの?」
「シルキーとビオラをふくめて5人はすべて最強五人衆と上がられておられておりますが、街では、バンバイアの方々が一般人を入れるのは嫌がれます。何が起きては遅いので最強かつ、ベテランの五人衆の二方をお願いするのはいいかと。」
「そうねぇ。今は、事件が起きてるから、彼女らに願うのは妥当よね。葵と海斗はお部屋まで案内して上げなさい。終わり次第、休暇を2日したら、やって欲しい事があります。いいですね?」
「はっ。なんなりと。」
「葵と海斗。即座に行き、準備をしなさい。」
「はっ。」
葵と海斗は、準備で即行きました。
「雫ちゃんは驚きでしょうが葵と海斗は本来の姿を見る事が可能かもしれないですよ。私達が帰る場所は遠いので着き次第、休まれなさい。翌日にでも葵と海斗のすごい姿見れるかもしれないよ。」
「それはどういう事…でしょうか?」
「見てのお楽しみってところよ。ウフフ。2人とも凄いのよ。来るか来ないかは雫が決めていいのよ。」
「葵と海斗のすごし方が知れるの?」
「もちろんですわ。休暇のすごし方や仕事時のすごし方など見れますよ。それに雫ちゃんは悩み事があるみたいね。葵についてかしら?」
「…はい。葵は私の姉なのに…『姉さん』と呼んだ事がないんです。だった1人の家族なのに言えなくて言う事も本音が言いたいが許されなくて言う事も心がとても辛く痛かったんです。私はそちらにいても迷惑ではございませんか?」
「泊まることはたいした事はないし、私のところで住むのも自由さ。葵と話す時間もあるし、いづれは2人のお母様にもお会いする事も出来るわよ。」
「どうしてそこまでしてくださるんでしょうか?」
「雫のこと思って言って下ってるんです。」
「葵、海斗、お帰り。」
「ただいま戻りました。準備ができましたのでご報告に参りました。」
「ありがとう。葵の言うどうりだよ。双子が別れるのも、こうやって仲良くなったのに勿体なくて。」
「一緒に働きたい、雫に後悔して欲しくなすから声をかけてるんですよ。」
「あら。私の気持ちを言ってくれるのはとてもうれしいわ。」
「あの…行って
見て決めてもよろしいでょうか?」
「もちろんですわ。ベイオウルブス、葵と海斗。領地に戻るよ。ベイオウルブスはいつもどうりに警備。」
「はっ。」
「雫、私の所に着いておいで。」
「わ、分かりました。」
「葵と海斗。私らの後に着いて参れ。」
「仰せのままに。」
女王様のベイオウルブスと葵と海斗は歩き始める中、雫はベイオウルブスという兵士と葵と海斗が規律良く歩く姿に疑問を持ちながら、歩いてると葵は、声をかけました。
「雫、キョロキョロしないように。」
「こういうの初めてですから、どうすればいいのか分からなくて。あ、葵。どうすればいいの?」
「堂々と女王様の後ろを着いて行けばいいのです。人の目を気にしていたら切りがありません。私と海斗のことが知りたければ普通に前を見て歩きなさい。後で知れる事なので。」
「葵の言うどうりよ。とにかく前を見てなさい。」
「分かりました。」
宮下伯爵が警察に連行されて1時間たって女王様方も出てきました。
女王様達は宮下伯爵の豪邸を出る時やバンパイア王国に入ってから客室に案内されるまでの間、雫の事を見てました。
シルキーとビオラが雫の部屋に来ました。
「本日より雫様のお世話をさせていただく私、シルキー。お隣がビオラと申します。お見知り置きください。」
「は、はい。よろしくお願いします。あ、あの、お願いがあるんですけどいいですか?」
「なんなりと。」
「私に様と呼ばずに葵と同じように言って欲しいし、扱って欲しいんですけど。」
「なぜでしょうか?」
「私と葵は姉妹なんです。」
「そうんですか?」
「はい。葵の妹なんです。前主が『姉さん』と呼ぶ事を禁じられ下の名で呼ぶ事を命じられていたせいで私は葵の事を『姉さん』と呼べなかったんです。」
「知ってましたが、今はもう縛る人はいないんですから普通に呼んでも良いんじゃありませんでしょうか?」
「そのどうりです。時間がかかっても良いんです。葵に『お姉ちゃん』と呼んで差し上げればいいのです。」
「私はできるんでしょうか?」
「できます。心身ボロボロだった葵が女王様の身の周りの世話ができるまで成長したんですから。雫様もできますわ。」
「今、葵が心身ボロボロだったと言いましたがどういうことでしょうか?」
「明日に分かる事です。雫様は食事と湯浴みをしておやすみください。」
「今、話しても疲れており頭に入りませんし夜遅いんで明日に回しても問題ございませんので。」
「本当に明日になれば分かるんでしょうか?」
「ええ。女王様に全て聞けます。」
「本当ですか?」
「ええ。女王様と葵に仰せ付かまってますから。明日に女王様と話す機会がございます。それまでは何も聞かないでくださいね。それとシルキーとビオラは、呼び捨てでかまいませんし、敬語はしなくていいですよ。」
「はい。分かりました。シルキーとビオラは、ベテランなのに私につけてくれたんですか?」
「女王様と葵の相談により、雫の心のケアをふくめてつかせ頂きました。」
「凄い方々が私について下っていいんですか?」
「いいんですよ。自分のやるべき事を見つければいいのです。」
「葵も見つけられたの?」
「もちろんです。葵は見つけられただけじゃないんですよ。幸せを掴んだですよ。」
「そうなんですよ。明日にすべて分かるんですよ。」
ドアが開いたら、食事を持った葵が入ってきました。
「シルキーとビオラ。いつまでおしゃべりしてるんですか?食事は、まだでしょ?」
「葵。ありがとう。助かりました。」
「いつまで話しをしてるの?」
「すみませんね。知りたい事が多いようで明日まで待てないようなんですかいかがいたしますか?」
「女王様に確認しました。少しなら良いという事でしたのでどのような事をお聞きしたいんでしょうか?」
「葵はこの世界に来て良かったと思う?」
「ええ。良かったと心の底から思うし、女王様に助けていただいた御恩は忘れる事も無く返すためにこの身を投じたといっても良いでしょうね。」
「御恩って何?助けてもらったの?」
「そのどうりよ。助けていただかわなければ私は死んでいたでしょうね。」
「助けてもらうなんで恥ずかしくないと思わないの?」
「思わないね。なにしろ脱出不可能の場所から私を自由をくれたんですもの。私は嬉しいんですもの。詳しい事は女王様に聞く事になると思うから言わないで置くとして、雫はもう自由なんだからどう生きるかは雫が決めて良いんだからね。」
「葵・・・。」
「明日、全て聴いても聞かなくても葵はどうするのか、どう生きていくのか教えて欲しい。雫の人生なんだからさ。」
「葵は私一人にするの?」
「私は、雫を縛る、決める権利は無いし、雫の人生なんだから、雫が決めるべき人生なんだからさ。それは自分で決めなさい。」
「葵・・・姉さんって呼びたかった・・・呼ぶと叩かれていた。辛かったんだよ。・・・姉さんって呼ばせて欲しいよー。」
「もう縛る者はいないから、好きに呼びなさい。雫。」
「姉さん。…ありがとう。」
「夜遅い。ご飯と風呂に入って寝なさい。明日、重要な話しが聞けなくなるわよ。したってる事もしってるわ。私にしたってるのであれば当たり前のことができるわよね?」
『葵、怒ってる…怖い。』
「ね、姉さん。な、何で怒ってはるん?」
「怒ってないわよ。明日、全て聞けるのに雫が今、ここで全て聞こうとしてるんでしょう?楽しみがなくなるから止めなさいって話よ。分かりましたか?」
「ご、ごめんなさい。」
シルキーとビオラが雫に耳打ちで聞きました。
「葵は今まで怒った事はある?」
「ない。むしろ初めて怒ったかもしれないわ。」
「あなた達、話が筒抜けでぬけてど。」
「す、すみません。」
「怒ってるけじゃないのよ。明日、全て聞きたいんじゃないの?」
「聞きたい…今日はゆっくり休む…。」
「ゆっくり休みなさい。私に私に会いたければシルキーとビオラに言えば私に会えるようにできるようにしてくれるから。2人ともお願いします。」
「はい。」
「私、戻って休むね。」
「はい。」
葵は部屋に戻りました。
「雫様。さあ睡眠時間減りますよ。」
「は、はい。」
雫は用を済ませて寝ました。
翌朝、良い香りするから目を覚ましたら紅茶が用意してました。
「雫様。おはようございます。朝食付の準備も出来てます。」
「お茶をして、着替えて、
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