この恋はして良い恋ですか?
食事をして落ち着きましたら、女王様と話す事が出来ます。全て聞く事が出来ます。」
「ありがとうございます。」
「葵と海斗の事を近づきたい、真相が知りたい、側に寄り添いたいって気持ちがあるんじゃないでしょうか?」
「なんで・・・なんでわかるんですか?」
「そのようなオーラが出てますので分かります。真実を聞いて考える時間くらいございますので本日は、聞いてくださいね。」
「・・・はい。」
「元気がないようですがいかがなさいました?」
「昔と違って怖い顔つきになったり、優しい顔つきになった。」
「そうですねぇ。昔、あんな辛い事があったみたいですけど、今は、生きる意味も、居場所見つけたからこその顔つきではないでしょうか?」
「葵の居場所?」
「ええ。葵と海斗は半年前に夫婦になってまだ新婚さんなんですよ。」
「えっ、そうなんですか?」
「葵から、何も聞いてないんですか?」
「ええ。急に居なくなったから、そっちの方を問い詰めてしまって・・・。」
「そうでしたか。葵の強さと優しさと強さが知れますよ。」
「本当でしょうか?」
「はい。女王様から全て聞けます。真実を聞いて立ち直れるか不安はございますが、大丈夫でしょうか?」
「不安でしかないんですけど、聞かないと進める事も葵に近づく事もできないと思うんです。」
「そうですね。朝、する事してから行きましょう。」
「はい。」
「服もこちらでいいでしょうか?」
「…は、はい。」
雫は朝食と着替えを済ませて落ち着かせて女王様と会うために謁見の間に行き、席に着きました。
「おはよう。よく眠れたかしら?」
「えっ、は、はい。眠れました。」
ノックが鳴り、葵がお茶と書類を持って入ってきました。
「失礼します。お茶と書類をお持ちいたしました。」
「ありがとう。なにから、なにまでありがとうね。」
「いえ、仕事ですから。」
葵がデレくさそうにしてました。
「フフフ。デレてる顔も可愛いわね。今日までお休みのはずですが、なぜ、お茶を運んでくれるのですか?」
「みなさん、朝からめちゃくちゃ忙しくお茶と書類を持っていくのが回らないそうなので私が来ましたの。」
「いつもなら、落ち着いてる頃なのにねぇ。」
「仕方がありません。なにしろ、明後日から始まるあちら側が来て話し合いの準備で手が離せないでしょう。」
「まぁ、仕方がありませんわね。葵。持って来てくれた事に感謝をしておりますわ。」
「はい。では、失礼致します。」
「ちょっといいかしら。」
「はい。」
「後で、海斗と一緒に来てくださらない?」
「かしこまりました。後ほどうかがいます。」
「ありがとうね。とりあえず下がっていいよ。」
「かしこまりました。失礼します。」
葵が退出しました。
「さてと。葵のことでいろいろと聞きたかったよね?」
「はい。葵はなんでバンパイアの女王様のところに来て暮らしているのか、その身の回りの事をしているのか、急に消えて暫くして学校に来た理由を知りたいです。」
「急に消えた理由と、雫ちゃんに言えなかった事は前主に葵にかなりの体罰を与えていた。死にそうになりかけの時に私雫達がこっそり助けたのよ。」
「えっ。ウソ…。」
「本当よ。これが助け出すときの写真よ。」
女王様がに書類といって渡した品を見せてもらった時に絶句しました。
写真の中身は鎖に繋がれボロボロの姿の葵の写真でした。
「これが真実よ。葵が回復するまで特別室で治療した後、私の所で働き始めたのよ。」
「あの・・・葵と海斗が結婚したって聞きしましたの。それは本当でしょうか?」
「確かに結婚はしましたわ。葵は、この恋をしていいものかとずっと不安かってましたわ。」
「私も知らなかったです。でも私や、学校の人達に言ってない理由、学校に暗く怪我していたのが急に明るくなったのか知りたいです。」
「私の案に乗ったからだね。」
「案?どういうことでしょうか?」
「そういうことになるわ。ハーフヴァンパイアの事、私の所で働く事も認める、しかし学校や、雫ちゃんに言えないなら、恋人という事にしたら、どうでしょうと言いました。悩んだあげくの答えが受け入れてくれたってことです。葵は自分のやるべき事、すがりたいという気持ちがそう動かしてるしか考えられないわね。」
「やるべき事、すがりたいという気持ち・・・私もやるべき事が分からないんですが、すがりたい・・・気持ちはあるんです。」
「葵の事かしら?」
「はい。葵はやるべき事とすがりたいというのはなんなのか知りたいです。」
「本人を呼んで聞いたほうが良いでしょう。葵。そこで聞いてないで入ってきてください。」
葵が扉を開けて入ってきました。
「失礼します。黙って聞いていた事をお許しください。」
「気にしなくて良い。用があって来たのではないでは?」
「お茶とデザートのおかわりをお持ちいたしました。後、あちらからのお手紙を預かっております。」
「ありがとう。葵、雫にやるべき事、すがりたい気持ちを教えていただけないかしら?」
「かしこまりました。雫、やるべき事とすがりたい気持ちのどちらからききたい?」
「最初にすがりたい気持ちを教えてもらえないかしら?」
「かしこまりました。すがりたい気持ちが生まれたのは女王様が助けていただいた時に手を差し伸べてくれた時に私の居場所、女王様と海斗のダメにやろうって気持ちになったのと、2人が居なければ私の居場所と、やるべき事がなくなると思ったから動いてるだけ。」
「やるべき事は?」
「今は・・・言えないかな。」
「なんで?なんで言ってくれないの? 」
「危険で、命かけだから、ダメなんだ。」
「命かけってどういう事なの?私達に言えない事なの?」
「そうよ。葵と海斗は、特殊部隊で2人で1組で動くんだけど、阿吽の呼吸もぱっちりで最高の夫婦なのよ。雫もパートナーを見つけて、特殊部隊になれるといいわね。」
「女王様。特殊部隊の事は極秘なのでは?」
「良いのよ。特殊部隊は知ってるのは、ごくわずかなのよ。バレないように頑張ってるから、良いのよ。葵。特殊部隊の事知ってるのは一部のメイドと執事のみ。他の者達は私の身の回りをするものとしか知らせておりませんのよ。しっかりやってくださいね。」
「かしこまりました。」
「葵は危険な事していたら命がいくつあっても足りないじゃない。」
「目的が果たすまでは死ぬ気も負ける気もないのよ。大切な方達のだめにね。」
「雫。葵は私と従者とここに住んでる者達だけじゃないのよ。雫ちゃんも含まれてるのよ。それはどういう事が分かる?」
「分からないです。」
「家族だからよ。守りたいって気持ちがあるって事よ。だから、葵と海斗は2人で頑張ってるのよ。愛されるのね。雫ちゃんは。」
「私は、葵に愛してくれていたと思わなかった。前主に隠れてしてくれてたの?」
「その通りだよ。私は、どんな離れていても雫の事を愛してるから。」
「葵姉さん。・・・姉さんは一生、ここで暮らすの?」
「もちろん。ここで暮らすよ。家族愛以外に愛する人と一緒に女王様のダメに暮らすの。」
「私は、知らない場所に行っちゃうの?」
「ヴァンパイアの事なにか勘違いしてない?」
「ヴァンパイアって人間と違うの?」
「人間と同じ生活だよ。ただ、血を食事が加わったのと、紫外線を浴びれなくなるだけで、他と変わらないわよ。」
「葵姉さんは、ヴァンパイアになるんだよね・・・?」
「私と海斗は、完璧なヴァンパイアでも人間でもないよ。」
「えっ。どういうこと?」
「ハーフヴァンパイアってところだね。」
「ハーフヴァンパイア?」
「人間とヴァンパイアの間の事を言うんだけど、私と海斗はそれになってるんだよ。」
「特徴は、どう違うの?」
「同じなんだけど、血液もとっても普通の食事をとってもお腹が膨れるけど、1日1回、血液を取ればいいだけの事だし、紫外線を浴びても燃えないからね。」
「燃えない?ヴァンパイアは紫外線を浴びたら燃えるの?」
「そうなるね。私と海斗はいい事と悪いこともあるってことよ。」
「それは何?」
「いい所はさっき言った人間の食事とヴァンパイアの血液を取るの件と、紫外線を浴びても燃えない、力、ジャンプといった体の体質が変わるが良い所なんだけれど、悪いところは一日のち一回は血液を摂取しないといけないって事だね。」
「葵と海斗は摂取はしたの?」
「私と海斗はまだしておりません。とこでいただこうかと話しております。」
「よろしければ、葵と雫と海斗と私の4人で食事しません?」
「私は構いませんが、雫と海斗に確認をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
「構わないわ。海斗は葵に任せるわ。」
「かしこまりました。」
「雫ちゃんは一緒に食事はいかがしら?」
「私も参加してよろしいんでしょうか?」
「ええ。もちろんですわよ。どうするかは決めていいのよ。」
「どうしよう…。私は決めるのは苦手だったからなぁ。あの…葵と話して決めてもよろしいでょうか?」
「かまいませんわ。葵、三つ頼んでもいいかしら?」
「仰せのままに。」
「ありがとう。いろいろ頼んでごめんね。」
「いえ、仕事なのでなんなりと申し上げください。」
「葵も含めてかなり優秀で本当に助かるわぁ」
「ありかたき幸せ。みなさんも大喜びです。」
「では会場を変えましょう。では後ほど。」
「はっ。」
雫は立上り葵と一緒に女王様をお辞儀をすると女王様は外に出いくと二人は戻し、葵は海外に連絡を1本入れました。
「さてと・・・会場作りを始めるか。」
「ね、姉さん、私も着いていっても良いですか?」
「かまいませんが、邪魔をしないでいとにね。」
「は、はい。」
「着いて来なさい。準備するから。」
「私も手伝わせてくれない?」
「だめよ。雫、あなたはお客様、私はあの方の使用人ですよ。お客様の手を借りてはならないのは重々承知のはずです。」
「ああ。でも、みんなは活き活きしていて羨ましいですね。」
「ここの島に暮らす者みんな、女王様に助けていただいて、暮らしにし仕事に血液までいただけるなんで感謝と幸せしかないのです。」
「今、どちらに向かってるの?」
「キッチン。海斗は会場作り、私は料理。」
「どうして簡単に決まるの?」
「私達、夫婦ですし片方がこれをやるなら私はこれをやろうって黙ってても分かるものよ。戦いになれば私達はさらに強くなるわ。」
「そんな夫婦で良い訳?夫婦なのに一緒に暮らしてないんじゃないの?」
「何を言い出すかと面白い事を言いますわね。一緒に住んでるわ。離れていても仕事は、するよ。愛する気持ちが繋がってるからね。早く準備してーと。」
「姉さん。とても楽しそう・・・。」
「ええ。こちらの世界がとても体にあっていて楽しいんですもの。私に手を差し伸べていただいたお礼がしたいだけよ。」
「姉さんはそれで良いの?長生きするけど突然、永遠の眠りや、死ぬかもしれないんだよ。ハーフウァンバイアで良いの?」
「いいのです。みんなに生きる道も愛もくれたから、役立つ道を作っていきたいのよ。」
優しい顔で料理をワゴンに載せて会場でセットしました。
葵と海斗の手際の良さに雫は驚いでました。
「よし。これで完成か?」
「ああ。完成だな。さすが夫婦だな。」
「ええ。そうね。感謝してるわ。」
女王様が入ってきたから、葵と海斗は、お辞儀をしました。
「あら。早く出来てるじゃない。さすが夫婦ね。」
「ありがとうございます。」
「さあ。食事にしましょう。」
「はい。」
食日をしながら、話をして雫はハーフヴァンバイアとして生きることを決めがどうやって話そうか悩んでいた。
「雫。どうした?」
「姉さん。あの・・・私もハーフヴァンバイアになりたいけどダメ?」
「良いよ。行こう。女王様と海斗にも伝えるんでしょう。自分の口で。」
「あ、ありがとう。」
「さあ、いくわよ。」
「ど、どこへ行くのですか?」
「どこって女王様のところに行くのよ。決めたなら早めに動かなきゃ行けないのは知ってるよね。」
「うん。数日後に三つの大陸の3国の王様が来るんですね。そのまま、戦いになるん可能性があるんですよね?」
「ああ。私らも
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