君が好きで好きで好きで
「うわぁ美味しい!超美味しいよ、海華」

あたしは海華に抱きついた。

ふわりとラズベリーの香りがした。

あぁ、海華のすべてが欲しい。



すべてが。

あたしはしばらく海華を堪能した。

気付くと海華の下着に手を伸ばしていた。

そのとき、


キーンコーンカーンコーン!

チャイムが鳴った。

よかった。

自分を止められなくなるところだった。


あたしはふぅーと深呼吸をして、海華に会釈した。

「じゃあね海華。今日、一緒にかえろ」

海華はにっこり笑って、

「うん!葉月、授業頑張って」

と言った。

抱きしめたい。

キスしてしまいたい。

4年間積もりに積もった想いは、もう、隠せなくなっていた。
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