君が好きで好きで好きで
あたしは心配だったけど、あとで電話することにした。

ただでさえ、友達を30分近く待たせてるから。

「葉月ーっ、置いてくよー!」

「はぁい!」

あたしは慌ててバッグを掴み、教室を飛び出した。

ダッシュで廊下を駆け抜ける。

ふと、窓から裏庭を見た。

「あれ......海華?」

なんと海華が、裏庭で数人に囲まれている。

見に行かなきゃ!

でも、

「葉月ーーーーーーーーーーーーーーー(╬◣д◢)!!」

嘉代子たちがめっちゃ呼んでいたので、再び走り出した。

とりあえず、海華にも友達がいて、よかった!

あたしは安心して、嘉代子たちの元に急いだ。
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