島の小ささや、それだけに結束の強い情に厚い人達に愛された流人先生が私も島の人になったかのように、大好きになりました。きゆちゃんのこの素朴で優しい繊細な女性は他にいません…それだけに、島に追いかけて両親を大切にしているきゆちゃんの想いを受け止めての行動力は、かっこ良かったです。
様々な島の嵐や検診やカラオケ大会などの一年の情景も素晴らしく描かれていて、私も行って生活してみたくなるくらい、伝わってきました。
なんといっても、桜の下の情景が胸に迫るものがあり、ラストには良かったね、良かったね…とうるうるきてしまいました。
ほんとうに、心が温かく癒されていく素敵なお話でした!