私だけのイジワル王子様

陽side


今日も放課後になっていつものように机で寝ていた。

一時間くらいすればみんな教室からいなくなる。

キャーキャーうるさい女たちもいないから放課後は俺にとって唯一学校でゆっくりできる時間だ。





一時間くらい寝てから教室を出たらいつもは誰もいない教室から見たことない女が出てきた。


俺はその女から目が離せなかった。


そいつは腰くらいまであるサラサラでストレートの黒髪で、顔は小さく、目はパッチしていて睫毛が長く、さくらんぼ色の唇。

そう、誰もが認める美少女だった。



< 12 / 17 >

この作品をシェア

pagetop