HEAVEN ROAD

「あたしは確かに可愛い性格はしてねぇよ!!今はそんなことどうでもいい。あたしの何が騙されやすいんだよ?!えぇ?!言ってみろ!!」



もう、とっくに家には到着しているのに、話がみえない為、車から降りれずにいる。



「お前、男と付き合ったことねぇだろ?」



だから、関係ない話はいいって。



「それがなんで今関係あんだよ!!」



付き合ったことなんてねぇし!!



それが、なんなんだよ!!



まぁ、一応、そのことには触れずに話を進める。



「翔に優しくされたりしたら、男慣れしてないお前はきっと騙される」



「あーそうかい。あたしが男慣れしてないなんて決まってないしね!!翔が騙そうとしてる事だって決まってないだろ?!そんなこと言ってるから翔に恨まれるんだよ!!」



腹が立ったあたしは思い切り車の扉を閉めた。



それに懲りずに窓を開けた豊は「気をつけろよ」なんてことまだ言ってやがる。



友達をなんだと思っていやがる!!



あたしをどんな女だと思ってんだ!!



このアホ豊!!!!
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