HEAVEN ROAD
「ここにいる奴らはヘブンだよ」
「ヘブン?」
「知らない?カナちゃん転校生とか?!」
「あー3月に引っ越してきた」
「じゃあ知らないか」
「ヘブンって?」
チータは木の枝を拾い、砂がちりばめられている地面にアルファベットを書いた。
“HEAVEN”
「それがどうしたの?」
「チーム名」
「何のチーム?」
「わかりやすく言えば……暴走族」
「ふーん。……えっ?!はっ?!暴走族?!」
あたしはあまりにも衝撃的な言葉に、その場に立ち上がり大声で叫んでしまった。
公園中の視線があたしに突き刺さる。