HEAVEN ROAD
「す、すみません」
あたしはペコリと頭を下げて座り込んだ。
「カナちゃんはホントに面白いね」
「そうですか?」
「うん。ウチのチームは市内で一番強いんだ。だから道内一ってことになるね」
チータは嬉しそうに笑顔で話してるけど、あたしには笑えない。
怖すぎてチータ以外に視線を移せなくなってる……
「何やってる?」
頭の上から聞きなれた声が降ってきた。
顔をあげると、やっぱり豊……
お前も暴走族か?!
「カナちゃんは豊とも知り合い?」
「まぁ、うん」
「何やってんだって聞いてんだ」
今、チータに話し掛けられてたから答えれるわけねぇだろうが!!