HEAVEN ROAD
「取り合えず2人とも座ろうよ」
チータがソファーに座り、あたし達を見上げながら笑ってる。
「何が可笑しい?」
おっ!!珍しく豊とも気が合うな。
「気にしないで。それより豊どうしたの?さっきから怖い顔して」
よくぞ聞いてくれた!!チータ!!
「翔はどこだ?」
「俺はカナちゃん任されただけだからわかんないな~」
「お前なんで来た?」
豊の視線はチータからあたしへと向けられる。
「だから、さっきも言ったけど……翔に何も教えられずに連れて来られたの。あたしだって驚いたよ。怖そうな人達沢山いるしさ。しかも、みんな暴走族だって言うし」