HEAVEN ROAD
あたしは翔に手を引かれ、豊が座るソファーへと腰を下ろした。



豊はいつの間にあの場から抜け出してたんだか。



「お前、教師にあんな口きくとは本当に馬鹿だな」



「はぁ?!喧嘩売ってんの?」



「真実を述べてるだけだ」



ホントに口を開けばムカつく事ばかり。



「カナちんは天然馬鹿だよね」



「生まれつきってことか。確かにな」



なんなわけ?!



あんたら二人も馬鹿だろうが!!



ってこの2人は仲直りしたの?!



普通に話してるけど?!



「シゲは俺らの担任アーンド生活指導のセンセ」



「生活指導?この学校にそんなもんあんのか?」



「あるよ」
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