HEAVEN ROAD
「で、有田……センセ……。あたしは何で呼ばれたの?」



「呼び捨てで構わん。一度会っておきたかったんだ」



髪の毛は殆ど白髪になり、兎に角体の大きな有田は物腰の柔らかい話し方。



翔が恐れる理由がわからない。



「じゃあもういい?」



「何か用事があるのか?」



イヤイヤ、センセ今は授業中ですよ。



「授業に出てる真面目な生徒には見えんがね」



「教師がそんなこと言っていいの?」
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