HEAVEN ROAD
「お前熱でもあるのか?」



突然、豊の手があたしの額に触れる。



ドキッ。



そんなに近いと息できねぇ。



「熱はないみたいだけど顔も赤いな」



「そ、そうか?」



顔赤いのか?あたし?



「調子悪くなったら、すぐに言えよ」



「あぁ」



「見かけによらず、弱いんだな」



「はっ?」



「この間も熱出してただろ?」



「めったに風邪はひかない」



「だろうな」


なんかいつもの感じになってきた。
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