HEAVEN ROAD
「かっこいい」



「はっ?」



「この服がだよ」



豊のことをかっこいいって言ってると勘違いされたかと思った、あたしは思い切り特攻服を掴んだ。



「だろ?俺のが一番かっこいい」



嬉しそうに話す、豊のこんな顔、始めてみた。



「髪型も普段よりいい」



もっと、そんなふうに喜んで欲しくて、あたしは柄にもなく豊のことを褒めてしまった。



「熱でもあんのか?まぁ~俺がかっこいいのは言われなくても知ってる」



「はぁ?!?!」



もう二度と言わねぇ。



二度と誉めてなんかやらねぇ。

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