HEAVEN ROAD
あたしの脳内はどうなっちまったんだ?



可笑しい。



絶対に可笑しい。



豊とどうこうなろうなんて考えている自分が気持ち悪い。



「よしっ!!」



パーンパーン



思い切り両手で頬を叩き立ち上がった。



「とうとう壊れたか?」



「うるせぇ。早くご飯食べに行くぞ」



あたしは「俺が待ってたんだぞ」と言う豊の言葉を無視して、ドアを開け階段を降りた。



可笑しな事を考えるのは、豊がいつもと違うからだ。



絶対そうだ。



あたしが変な訳じゃない。
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