HEAVEN ROAD
「たった何日間だけど、お前と離れて辛かった。いつも傍にいたお前が突然いなくなると調子が狂う」



「あたしも……」



珍しく豊はあたしに笑顔を見せる。



きっとあたしも自然と顔が緩んでいるはず。



「絶対に傷つけないとは言えねぇ」



「うん」



「何よりも大切にできるとも誓えねぇ」



「うん」



「でも、ずっと傍にいてやるとは約束できる。何があってもお前を手放したりしない。どんな過去を聞いたとしても……俺が傍にいてほしいんだ」
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