HEAVEN ROAD
「……ふんがっ!!」



突然の息苦しさに目を覚まし、自分のおかれている状況が把握できないあたしの視界には豊がうつっている。



「いつまで寝てやがる」



あたしはダアレ?



ここはドコ?



って言いたいくらいに意味がわからない。



「間抜け面してねぇでさっさと起きろ」



あーそうか。



あたしは豊の家に泊まったんだった。



少しずつ昨日の出来事を思い出していた。



「息苦しくて……うーっ」



体を起こし、手を上にあげ思い切り伸びをした。
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