HEAVEN ROAD
ドサッ
「何だよ?!」
人がせっかく気持ちよくなっているのに、頭の上から思い切り何かをかけられた。
「それ着て寝てろ」と、頭上からは豊の声が……
起き上がって、かけられたものを見ると……
毛布?
「これ……何?」
「毛布」
「それはわかる。どこから」
「保健室」
豊も眠たくて機嫌が悪いのか、あたしの質問にだるそうに答えるとソファーに腰掛け、腕を組み目を閉じてしまった。
「ありがと」
あたしのために持ってきてくれたんだ……よね?
温かい。