HEAVEN ROAD

「じゃあお金がかからないものあげたら?豊喜ぶよ」



「なんだよ?そんなものあるのか?」



翔はニタニタしながら言葉を続ける。



「カナちんのか・ら・だ」



「体?……ゲホッゲホッ」



「大丈夫?」



人は唾を飲み込むタイミングが悪いだけでむせたりするんだな。



「翔。余計なこと言ってんな」



ナイスタイミングで豊が帰ってきてくれた。



シゲに呼ばれて生活指導室に行っていた豊。



「ちょっと帰るぞ」



「あたしも?」



「あぁ」

< 429 / 877 >

この作品をシェア

pagetop