HEAVEN ROAD
「別に怖くないし」



「そう?入学式の日から金髪で、ヘブンの人達とつるんでたら怖く見えるけどな」



「もう違う」



「そうみたいだね。友達になろう?」



本当にコイツは何者?



友達って、なろうとか言ってなるもん?



しかも、怖くなくなったから友達になろうって……おかしいし。



「嫌だった?」



「別に……」



「じゃあ決まり」



嬉しそうにあたしの手を握り、握手をしだした男。



「カナちゃん、宜しくね」



「あんた名前は?」



「クラスメイトなのに知らないの?」



「明美の名前しか知らねぇ」



「そっか。舟橋 宗汰(フナハシ ソウタ)。宗でいいよ」



「わかった」


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