HEAVEN ROAD
鞄をソファーに放り投げ、自分の体もすぐにソファーの上に身をゆだねた。



今日は長い一日だった。



学校で少し寝たけど、疲れは取れていない。



豊が帰るまで眠りにつこうとあたしは重い瞼をゆっくりと閉じる。



ピンポーン



ピンポーン



しつこく鳴らされるインターフォンの音で目覚めたあたし。



人がいい気持ちで眠りについてるのに、まったく誰だよ。



あたしは眠い目を擦りながら玄関へと向かう。



ドアノブに手をかけようとしたその時、宗の顔が頭の中を過ぎる。



もしかして……



宗だったら……



ドンドン



「カナさん!!大輔です。開けてもらえますか?」



あたしはその言葉を聞き、ホッとしてドアを開けた。



そこに立っていたのは……
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