HEAVEN ROAD
あたしはこんな風に誰かに心配される資格はない。



宗を本当に変えてしまったんだ。



これから宗は何をするつもり?



宗を……



誰か宗を助けて……



「カナさん、取り合えず中に入りましょう」



大輔さんに支えられながら、部屋の中へと入る。



「ここに座りましょう」



大輔さんは本当に優しくあたしの体をソファーに置いてくれた。



大輔さん、優しくなんかしないで。



こんなあたしに優しくなんか……

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