HEAVEN ROAD
「今、一番辛いのは豊先輩だよ。豊先輩は総長だからチータを許すことが出来ないんだって」
「何でだよ?総長だからチータを救えるんじゃねぇか?」
涙を零しながら首を横に振る明美はなんでこんなに必死になっているのかわからない。
「チータの前にも同じことで追放になった子がいたんだって。いくら仲がいいからってチータを追放しなかったら平等じゃないでしょ?下の子たちに示しがつかないでしょ?だから、豊先輩は……」
「でも、仲間なんだぞ」
あたしも喉の奥が熱くなってくる。
「仲間だからだよ。仲間を本当に大切に思っているなら、影でコソコソ付き合っちゃいけないんだよ。それは仲間を裏切る事だもん。先に裏切ったのはチータ」
確かにそうかもしれない……
でも、あたしは納得がいかない。
明美のようには理解できない。
「何でだよ?総長だからチータを救えるんじゃねぇか?」
涙を零しながら首を横に振る明美はなんでこんなに必死になっているのかわからない。
「チータの前にも同じことで追放になった子がいたんだって。いくら仲がいいからってチータを追放しなかったら平等じゃないでしょ?下の子たちに示しがつかないでしょ?だから、豊先輩は……」
「でも、仲間なんだぞ」
あたしも喉の奥が熱くなってくる。
「仲間だからだよ。仲間を本当に大切に思っているなら、影でコソコソ付き合っちゃいけないんだよ。それは仲間を裏切る事だもん。先に裏切ったのはチータ」
確かにそうかもしれない……
でも、あたしは納得がいかない。
明美のようには理解できない。