HEAVEN ROAD
「外に食いに行くか?」



「行く!!」



外食は高くてなかなか出来ないから、あたしは外でご飯を食べるのが物凄く嬉しい。



「じゃあ行くか」



立ち上がった豊に続き、あたしも立ち上がる。



「温かい格好していけよ」



「へっ?」



「車呼んだら、時間がかかるから歩いてく」



「わかった」



あたしは寝室に戻り、羽織るものを選ぶ。



まだ、ダウンでいいよな。



「豊は何着る?」



「俺はもう着てる」



あたしは寝室から顔を出すと、そこにいたはずの豊の姿は見当たらない。

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