HEAVEN ROAD
その二人に「頼んだぞ」と声をかける豊。



「誰?」



「チームの奴等に見張りを頼んだから大丈夫だ」



そっか……



なら、安心だ。



でも、あたしは明美が目を開けた時に側にいてやりたかったんだけどな。



「さっさとしろ」



でも、豊はそんな事は聞き入れてくれないだろう。



よくわからないけれど、急いでいる豊。



何か用事でもあるのかな……



と思いながら、あたしは急かされるままに靴を履き替え、外へと出た。

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