HEAVEN ROAD
その日の放課後、明美にその事を伝えると明美はベッドの上で跳ね上がりながら喜んだ。
「私の作戦が良かったんだ」とあたしの腕を掴みながら。
途中から作戦通りではなかったことは明美には言わないでおく。
結果が良かったんだからすべてヨシだ。
「カナ。水着持ってる?」
「海なんて行った事ねぇから持ってない」
「うそぉ~行った事ないの?」
「ない」
あたしは普通家族と行くような場所には行ったことがない。
中学のときも友達なんていなかったから行けるはずもないし……
「じゃあ水着買わなきゃね」
「そうだよな~」
「嫌なの?」
「買いに行くのがめんどくさい」
買い物ってどうも苦手だ。
定員のおべんちゃらも嫌いだし、強引に試着させようとするのとかも好きじゃない。
「一時外出とか出来ないかな?」
「できるだろ?」
「えっ?なんで?」
明美は鋭い所をつくような子なんだけど、たまにどこかが抜けている。
「私の作戦が良かったんだ」とあたしの腕を掴みながら。
途中から作戦通りではなかったことは明美には言わないでおく。
結果が良かったんだからすべてヨシだ。
「カナ。水着持ってる?」
「海なんて行った事ねぇから持ってない」
「うそぉ~行った事ないの?」
「ない」
あたしは普通家族と行くような場所には行ったことがない。
中学のときも友達なんていなかったから行けるはずもないし……
「じゃあ水着買わなきゃね」
「そうだよな~」
「嫌なの?」
「買いに行くのがめんどくさい」
買い物ってどうも苦手だ。
定員のおべんちゃらも嫌いだし、強引に試着させようとするのとかも好きじゃない。
「一時外出とか出来ないかな?」
「できるだろ?」
「えっ?なんで?」
明美は鋭い所をつくような子なんだけど、たまにどこかが抜けている。