HEAVEN ROAD
「通院が大変だから入院してるだけなんだろ?それなら、外出くらい大丈夫だろ」



「そっかぁ~そうだよね。カナ頭いい!!」



パァ~っと明るくなる明美の顔につられてあたしまで笑顔になってしまう。



あんたの笑顔はホントに凄いよ。



秀や医者と念入りに話し合いをした結果、明美は海に行く日の前日から外泊許可が出されたため、あたし達は水着を買いに行く事にした。



いつの間にか夏休みに入っていた事に気づいたあたしは一体どういう生活をしているんだろう?



学校に行ってないのではなく、夏休みに入ってからも当たり前のように屋上に行っていたのだ。



ただ、クラスに行く事があまりないから夏休みかどうかって事に気付かなかっただけ。

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