HEAVEN ROAD
「用意できてるなら行くぞ」
「はーーい」
豊の一言にやっと明美は行く気になってくれたらしい。
何を詰め込んだんだか、大きな鞄を秀に持ってもらい病室を出た。
「外に出るのドキドキするんだけど」とまたもやはしゃぎながら。
あたし達はお決まりのように大輔さんの車に乗り込んだ。
豊と秀は途中で降りて、買い物はあたし達二人。
明美の要望で男ナシでの買い物が決まった。
でも、いつ狙われるかわからないからあたし達の警護役には大輔さんが……
警護役というよりはお守りに近い。
大輔さんはそんなんでいいのだろうか?
あたしは大輔さんの後姿を見つめながらそんな事を考えてると……
もう豊の家に到着していた。
「チョロチョロすんなよ」と豊があたしのおでこを小突く。
「しねぇよ」
それに対し秀は「楽しんで来いよ」と明美の頭を撫でる。
「ありがとう。秀ちゃん」
なんなんだ?
この明らかに違う温度差は?
そんな光景を見ても相変わらず表情一つ変えない大輔さんは「行ってきます」と豊と秀に頭を下げて車を発進させた。
「はーーい」
豊の一言にやっと明美は行く気になってくれたらしい。
何を詰め込んだんだか、大きな鞄を秀に持ってもらい病室を出た。
「外に出るのドキドキするんだけど」とまたもやはしゃぎながら。
あたし達はお決まりのように大輔さんの車に乗り込んだ。
豊と秀は途中で降りて、買い物はあたし達二人。
明美の要望で男ナシでの買い物が決まった。
でも、いつ狙われるかわからないからあたし達の警護役には大輔さんが……
警護役というよりはお守りに近い。
大輔さんはそんなんでいいのだろうか?
あたしは大輔さんの後姿を見つめながらそんな事を考えてると……
もう豊の家に到着していた。
「チョロチョロすんなよ」と豊があたしのおでこを小突く。
「しねぇよ」
それに対し秀は「楽しんで来いよ」と明美の頭を撫でる。
「ありがとう。秀ちゃん」
なんなんだ?
この明らかに違う温度差は?
そんな光景を見ても相変わらず表情一つ変えない大輔さんは「行ってきます」と豊と秀に頭を下げて車を発進させた。