HEAVEN ROAD

朝食を食べにリビングへ向かうといい匂いが……



「熱下がったのか?」



「下がった」


「なら、自分でパン焼いて食え。俺は出かけるから!!」



「ヘイヘイ」



トーストとスクランブルエッグを口の中いっぱいに詰め込んで牛乳で流し込む。



一応、薬も飲んでおくか。



昨日、豊が買って来てくれた、薬を飲んだ後鞄に詰め込んだ。



今日は弁当作る時間なかったな。



昼もパンっていうのは、夜になると腹が減るんだよな。



「ヤバイ!!」



時計を見上げるといつも迎えに来てくれている時間をとっくに過ぎている。
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