HEAVEN ROAD
シューっという音と共にそれは始まった。
人にめがけてロケット花火を打ち合っている。
「何だよこれ?」
「線が引いてあるの見える?」
「あぁ」
豊達がいるところには3本の線が引いてある。
真ん中の線を境に向かい合う2チーム。
「真ん中の線は越えちゃいけない線で……ロケット花火から逃げるために後ろの線から出た人は脱落者」
「あぁ」
「ロケット花火がなくなったときにあの線より前にいた人数が多いチームの勝ち」
くだらない。
あたしは呆れかえって2チームの行く末をただじっと眺めていた。
人にめがけてロケット花火を打ち合っている。
「何だよこれ?」
「線が引いてあるの見える?」
「あぁ」
豊達がいるところには3本の線が引いてある。
真ん中の線を境に向かい合う2チーム。
「真ん中の線は越えちゃいけない線で……ロケット花火から逃げるために後ろの線から出た人は脱落者」
「あぁ」
「ロケット花火がなくなったときにあの線より前にいた人数が多いチームの勝ち」
くだらない。
あたしは呆れかえって2チームの行く末をただじっと眺めていた。