HEAVEN ROAD
「カナは俺の言うとおりにしていればいい。こんな奴等と一緒にいるから可笑しくなるんだ」



冷たい目つきで宗はチータを睨み付けた。



チータ。



なんで黙ってるの?



チータなら宗くらい簡単にやっつけれるはずなのに……



自分達が……



自分の仲間が……



侮辱されて悔しくないの?



……そうか。



チータはもう仲間じゃないのか。



あたしは諦めるようにチータから視線を逸らした。



チータがどう思っていようと、あたしにとってはヘブンの奴等は仲間なんだ。



仲間が侮辱されて悔しいよ。



そして、チータ。



あんたもあたしの中じゃあの頃のままなんだ。

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