御曹司様のことなんて絶対好きにならない!
11.
オフィスに戻った途端、予想通り、いや予想以上にザワリとする。
それを無視して自席に戻ると知恵ちゃんが隣にやって来た。みんなの代表で質問に来たんだろう。沢山の視線がわたしを向いているのも感じるし、視線の先の課長も興味津々にこっちを見ている。
「で?常務はなんだったの?なんか注意されたりした?やっぱり係長絡み?その係長はまだ帰ってこないの?」
「‥‥気持ちは分かるけどさぁ、質問多すぎだよ」
ジトっと横に視線を流すと、知恵ちゃんが肩をすくめて舌を出した。
「だよね、ごめん。でもみんなの疑問背負ってるからねー。で、どうなのよ」
仕方ない。毎日別の人から同じ質問受けるのも適当な事言って噂されるのもイヤなんだから、ここは代表知恵ちゃんにキチンとお話しよう。
知恵ちゃんのことだから、きっとそこから取捨選択して上手い具合にみんなに説明してくれるだろうし。
覚悟を決めると、椅子ごと知恵ちゃんに向き直った。
それを無視して自席に戻ると知恵ちゃんが隣にやって来た。みんなの代表で質問に来たんだろう。沢山の視線がわたしを向いているのも感じるし、視線の先の課長も興味津々にこっちを見ている。
「で?常務はなんだったの?なんか注意されたりした?やっぱり係長絡み?その係長はまだ帰ってこないの?」
「‥‥気持ちは分かるけどさぁ、質問多すぎだよ」
ジトっと横に視線を流すと、知恵ちゃんが肩をすくめて舌を出した。
「だよね、ごめん。でもみんなの疑問背負ってるからねー。で、どうなのよ」
仕方ない。毎日別の人から同じ質問受けるのも適当な事言って噂されるのもイヤなんだから、ここは代表知恵ちゃんにキチンとお話しよう。
知恵ちゃんのことだから、きっとそこから取捨選択して上手い具合にみんなに説明してくれるだろうし。
覚悟を決めると、椅子ごと知恵ちゃんに向き直った。