御曹司様のことなんて絶対好きにならない!
係長に案内された部屋は7階の角部屋。
ドキドキする私にイタズラっぽく視線を向けてから、カードキーで鍵を開けて招き入れてくれる。
「‥‥お邪魔しまーす」
促されるまま、小さく断りの言葉をかけて奥に進むと「わぁっ!」と声が出てしまった。
高層階からの夜景とは違う、近い距離から見る住宅街の温かな灯り達。それは部屋にも温かみを与えてくれてるみたい。
ウォールナットブラウンと白を基調としたリビングは物が少なくて、少し冷たい感じがするから、この灯り達にホッとする。
「落ち着かない?ごめんね、寝に帰るだけだから何にもないんだ」
窓際で立ち止まったままの私を勘違いしたのだろう。キッチンで飲み物を用意しながら謝ってくれる。
「そんな事ないです。外の灯りが素敵だなって見てたんです」
2人分のコーヒーをローテーブルに置いた係長が「灯り?」と首を傾げながらこちらに歩いてきた。
ドキドキする私にイタズラっぽく視線を向けてから、カードキーで鍵を開けて招き入れてくれる。
「‥‥お邪魔しまーす」
促されるまま、小さく断りの言葉をかけて奥に進むと「わぁっ!」と声が出てしまった。
高層階からの夜景とは違う、近い距離から見る住宅街の温かな灯り達。それは部屋にも温かみを与えてくれてるみたい。
ウォールナットブラウンと白を基調としたリビングは物が少なくて、少し冷たい感じがするから、この灯り達にホッとする。
「落ち着かない?ごめんね、寝に帰るだけだから何にもないんだ」
窓際で立ち止まったままの私を勘違いしたのだろう。キッチンで飲み物を用意しながら謝ってくれる。
「そんな事ないです。外の灯りが素敵だなって見てたんです」
2人分のコーヒーをローテーブルに置いた係長が「灯り?」と首を傾げながらこちらに歩いてきた。