御曹司様のことなんて絶対好きにならない!
幸せな気持ちの中、消えない疑問を聞いてみる。
「係長はなんで私だったんですか?」
「今更だね。でもま、強いて言うならギャップ萌え、かな」
ん?ギャップ萌え?
首に絡めた腕を解いて、キョトンと係長を見る。
「だってさ、それまでの『鈴木さん』は真面目にしっかり仕事する人、とか地味な作業も引き受けてくれる人としか思ってなかったんだ。
それがあの日の香奈美は凄く嬉しそうにパクパク食事しててさ。たまらなかった」
ククッと思い出し笑いをして微笑む係長は本当に幸せそうだから、何も言えなくなる。
「香奈美も俺を意識したの、ギャップじゃないの?」
‥‥否定は出来ない。軽快としか認識してなかった坊っちゃまが、私の中で大好きな係長になったのはその仕事ぶりを近くで見てからだ。
「係長はなんで私だったんですか?」
「今更だね。でもま、強いて言うならギャップ萌え、かな」
ん?ギャップ萌え?
首に絡めた腕を解いて、キョトンと係長を見る。
「だってさ、それまでの『鈴木さん』は真面目にしっかり仕事する人、とか地味な作業も引き受けてくれる人としか思ってなかったんだ。
それがあの日の香奈美は凄く嬉しそうにパクパク食事しててさ。たまらなかった」
ククッと思い出し笑いをして微笑む係長は本当に幸せそうだから、何も言えなくなる。
「香奈美も俺を意識したの、ギャップじゃないの?」
‥‥否定は出来ない。軽快としか認識してなかった坊っちゃまが、私の中で大好きな係長になったのはその仕事ぶりを近くで見てからだ。