御曹司様のことなんて絶対好きにならない!
「でも肝心なのは、そこじゃないわね。
最近一緒にちょいちょいランチとか行ってるからどうなってるのかなー?とは思ってたんだけど。攻め方、想像以上だったわ」
嬉しそうに言った知恵ちゃんはニヤニヤと私の顔を覗き込んだ。
「で?そんな攻め攻めな坊っちゃまに、恋愛初心者の香奈美さんは戸惑ってるわけだ。確かにこの勢いで攻められたら、受け身になるヒマもないもんね。
自分の気持ち、暴かれちゃうんじゃない?」
「‥‥別に初心者なわけじゃないもん。」
「告白も別れ話も切り出した事ないなんて、充分初心者でしょ。それに実際、本気で惚れた事ないんでしょ?」
それは否定出来ない。
告白されてだったり、友達からなんとなく発展してだったり。始まりはそれぞれだけど、自分から付き合いたいと思ったわけじゃない。
もちろん何かしらの好意はあるから付き合うんだし、付き合ってから好きになる事もある。
でもやっぱり熱量は相手と全然違って。その差が違和感を生んで別れてしまうのがこれまでの私の恋愛パターンだ。
最近一緒にちょいちょいランチとか行ってるからどうなってるのかなー?とは思ってたんだけど。攻め方、想像以上だったわ」
嬉しそうに言った知恵ちゃんはニヤニヤと私の顔を覗き込んだ。
「で?そんな攻め攻めな坊っちゃまに、恋愛初心者の香奈美さんは戸惑ってるわけだ。確かにこの勢いで攻められたら、受け身になるヒマもないもんね。
自分の気持ち、暴かれちゃうんじゃない?」
「‥‥別に初心者なわけじゃないもん。」
「告白も別れ話も切り出した事ないなんて、充分初心者でしょ。それに実際、本気で惚れた事ないんでしょ?」
それは否定出来ない。
告白されてだったり、友達からなんとなく発展してだったり。始まりはそれぞれだけど、自分から付き合いたいと思ったわけじゃない。
もちろん何かしらの好意はあるから付き合うんだし、付き合ってから好きになる事もある。
でもやっぱり熱量は相手と全然違って。その差が違和感を生んで別れてしまうのがこれまでの私の恋愛パターンだ。