御曹司様のことなんて絶対好きにならない!
他にもきっと、誰も知らない努力をいっぱいしてるんだろう。御曹司だといって立場に甘えない。だからみんながついていくんだ。
そんなに仕事を大事にしてるのに、仕事で扱う『食』を楽しんでいないのはなぜなんだろう。
「ここは地酒も美味しいんだ。香奈美さん、飲めるよね?」
係長にお任せで注文してもらう。
一緒に食事するようになって分かった事だけど、私達の食の好みは似てる。どっちにするか聞かれた時も係長の好みで選んでもらうと間違いない。
店員さんが先付けと地酒を届けてくれて、乾杯したタイミングで係長は話し始めた。
「香奈美さんが感じた通り、俺は食に対して感情が動かないんだ」
ガラスのぐい呑みをあおってから苦い顔をしたのはきっと、地酒のせいじゃない。
「もちろん仕事として関心はあるし積極的に情報を得る努力はしてる。流行りのメニューや新規オープンのお店とかね」
そんなに仕事を大事にしてるのに、仕事で扱う『食』を楽しんでいないのはなぜなんだろう。
「ここは地酒も美味しいんだ。香奈美さん、飲めるよね?」
係長にお任せで注文してもらう。
一緒に食事するようになって分かった事だけど、私達の食の好みは似てる。どっちにするか聞かれた時も係長の好みで選んでもらうと間違いない。
店員さんが先付けと地酒を届けてくれて、乾杯したタイミングで係長は話し始めた。
「香奈美さんが感じた通り、俺は食に対して感情が動かないんだ」
ガラスのぐい呑みをあおってから苦い顔をしたのはきっと、地酒のせいじゃない。
「もちろん仕事として関心はあるし積極的に情報を得る努力はしてる。流行りのメニューや新規オープンのお店とかね」