モテ男の恋
一悶着あった後、俺は人間だと説明したが納得したか怪しい。


「それで、あんたは何故ここにいる?」


自己紹介もしたのに、あんた呼び…。


「おい」


どこから取り出したのか長い定規で俺のお腹を軽く突く。


ここに逃亡してきた理由を話した。


「ほう。あんたの顔がモテる顔なのか」


覗き込まれるがその顔は髪で半分隠れている。


まるで、ホラーみたいだ。


「まぁ、大変だったな。よく逃げ切った」



わしゃわしゃと頭を撫でられた。


その瞬間、ドカーン‼だか、ビカーン‼だか大きな音が脳内に響き渡った。
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