きもち
視線の先の『君』
彼女side
進級の季節が近づく一方で
アナタはオーストリアへの留学が決まった
アナタと一緒にいられるのは後少し
だってアナタは遠く離れた地に行ってしまうから
最後でもいいから
私はアナタの奏でる曲を聞きたい
我が儘ばかりでごめんなさい
私はアナタの奏でる音が大好きだから
アナタの演奏している姿を看るだけで胸が高鳴ってしまうの
私がアナタと初めて出会った時に奏でていた曲
『Ave Maria』
私の一番のお気に入り
だってこの曲は
私とアナタの出会いだから