【完】マンガみたいな恋をしよう


抑えきれない笑みを舜くんに向ける。




「…なぁ、杏理」

「うん?どうしたの?」


なにやら真剣な面持ちで私に近寄る舜くん。

そのまま私を庭の壁まで追いやり、とんっと壁に手をつく。


そして私と同じ目線に体を下げる。




「そんな顔、他の男に見せないで」


「へ…?」


「俺だけを見て」


「しゅ、しゅんく…っん…っ!」




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