【完】マンガみたいな恋をしよう
あの夢は、
放課後。
私は一緒に帰る約束をした舜くんを待つため、4組の教室にいた。
はぁぁ〜…き、緊張する…
また、一緒に帰れるんだよね…
その話を聞いたひろとはるは、自分のことのように喜んでくれて、2人で颯爽と帰っていった。
はるに関しては、もうこれ以上ないほどの緩んだ表情を残して。
なんでもはるの家族は今日みんな家にいないらしく、美波が泊まりに行くらしい。
お母さんはこの話を聞いて、
「えっ、お泊まり!?いいじゃないっ!私なんかお菓子でも作っちゃおうかしら!?」
なーんてウキウキしていた。
…いや、普通女の子の親って、彼氏の家にお泊まりとか許さないんじゃ…
まぁ、相手もはるだからそんな心配は微塵もしてないんだろうけど。